「家賃も立地も間取りもバッチリ!理想のお部屋を見つけた!」 そう喜んだのも束の間、内見に行ってみたらエアコンが1台しかない……。他の部屋にはついておらず、「夏や冬を乗り切れるかな」「寝室や子供部屋にもエアコンがあればここに決めるのに」と申し込みを迷っていませんか?
結論からいうと、エアコンが1台しかないことを理由に、そのお部屋を諦める必要はありません!事前の確認や相談次第で、必要な部屋にエアコンを追加で設置できる可能性は十分にあります。
この記事では、エアコンが足りないお部屋を見つけたときに、まずチェックすべきポイントや、管理会社や大家さんへの相談のコツ、気になる費用負担についてわかりやすく解説します。
お気に入りのお部屋を諦めて後悔する前に、ぜひ最後まで読んでくださいね。
賃貸でエアコンが1台しかないとき、まずは「増設できる構造か」をチェック
エアコンがついていない部屋に追加で設置したいと思ったとき、真っ先に確認すべきなのは「そもそも、物理的にエアコンを取り付けられる構造になっているか」という点です。
どれだけ管理会社や大家さんに相談しても、建物の構造上つけられないのであれば諦めざるを得なくなってしまいます。内見時や、手元にある室内写真・パノラマ画像を見ながら、次の3つのポイントをチェックしてみましょう。
チェックポイント1:壁に「エアコン専用のコンセント」があるか
エアコンを取り付けたい部屋の壁の上方に、エアコン専用のコンセントがあるかを確認してください。
エアコンは消費電力が大きいため、一般的な家電用コンセントではなく、ブレーカーから直接電気を引いている「専用コンセント(形が特殊なもの)」が必要です。これがない場合、電気工事が必要になり、賃貸物件では設置のハードルが高くなります。
チェックポイント2:壁に「配管を通す穴(スリーブ穴)」が開いているか
エアコンを設置する予定の壁(通常は外壁に面した側)に、直径10cmほどの丸い穴が開いているか、またはキャップで塞がれた穴があるかを確認しましょう。
室内機と室外機を繋ぐ配管を通すための「スリーブ穴」といわれるもので、ない場合は壁に新しく穴を開ける工事が必要です。
RC造(鉄筋コンクリート造)のマンションなどは壁に穴を開けることが難しく、大家さんの許可が下りないケースが多いため、元から穴が開いているかどうかが重要な分かれ目になります。
チェックポイント3:ベランダや通路に室外機を置くスペースがあるか
エアコンをつけたい部屋の窓の外(ベランダや共用通路、専用庭など)に、室外機を安定して置けるスペースがあるかを確認してください。
「2階の部屋だけど、窓の外に室外機を置くベランダがない」「1階の通路が狭すぎて室外機が置けない」といった場合は、設置が難しくなります。
また、複数台を増設したい場合は、その台数分の室外機を置くスペースがあるかも確認する必要があります。
エアコンを追加で増やしたい!費用は大家さん・自分どっちが負担する?
無事に設置できる構造だと分かったら、次に気になるのが「費用の負担」ですよね。
賃貸物件でのエアコン増設にかかる費用は、「大家さん負担(設備)」になるか、「自己負担(入居者様負担)」になるかで、それぞれ異なるメリットがあります。
双方のメリットを理解した上で、自分に合った方法を検討してみましょう。
大家さん負担で設置してもらえる場合(設備・サービス品扱い)
大家さんが費用を負担してエアコンを設置してくれた場合、そのエアコンは物件の「設備」または「サービス品」になります。エアコンをつける 初期費用がかからない点で、お部屋を探す側にとって魅力的です。
大家さんからすると費用を負担しなければならない点がネックですが、「物件の設備ランクが上がり、将来の空室対策にも有利になる」というメリットがあります。
大家さん負担で設置してもらう場合、エアコンはお部屋の設備となるため、機種(メーカーや機能)は大家さんにお任せするかたちが一般的です。
自己負担(入居者様負担)で設置する場合
大家さんから「自分で費用を出すなら設置してもいいよ」と許可をもらい、自費で取り付けるパターンも多いです。
一見、入居者側の負担が大きく見えるかもしれませんが、実は「自費だからこその大きなメリット」が2つあります。
ひとつは、自分の好きな機種を自由に選べることです。大家さん負担(設備)の場合はシンプルなスタンダードモデルになることが多いですが、自費であれば「電気代が安い最新の省エネエアコン」や「AI機能がついたエアコン」など、ご自身のライフスタイルに合わせて自由に機種を選べます。
もうひとつは、退去時に次の引っ越し先へ持って行ける点です。 自費で購入したエアコンはご自身の所有物(財産)になります。そのため、将来もし引っ越しをすることになっても、次の新居に持って行って使い続けることができます。
※なお、退去時は原則として自費で取り外して「原状回復(元通りに戻す)」する必要がありますが、大家さんとの話し合い(交渉)によっては、取り外さずにそのまま置いていってよい「残置物(ざんちぶつ)」として認めてもらえる場合もあります。
エアコン増設の相談は「契約前」に!お互いが納得できる相談の進め方
「できればエアコンを設置してほしい」と思うのは自然なことですが、大家さんにとってもエアコンの設置は少なくとも10万円程度、リビング用エアコンであれば20万円以上の大きな投資です。
そのため、一方的に要望を押し付けるのではなく「申し込み・契約の前」にお互いの条件をすり合わせる形で相談するのがベストです。
なぜ契約前?お互いにとって最適なタイミングである理由
お部屋探しの段階(契約前)であれば、大家さんは「エアコンを設置する費用はかかるけれど、長く綺麗に使ってくれる入居者様が決まるなら、前向きに検討しよう」という長期的な賃貸経営の判断がしやすくなります。
契約を結んだ後(入居が決まった後)だと、急な出費として大家さんの負担感が増してしまうため、まずはお申し込みの意思を示すタイミングで、管理会社を通じて相談してみるのが一番スムーズです。
大家さん負担での設置は「1台」をベースに相談するのが現実的な理由
ファミリー物件などで「子供部屋と寝室、合わせて2台追加してほしい」という場合もあるかもしれません。しかし、大家さんに費用を負担していただく形で相談する場合、まずは「1台」をベースに相談するのが現実的です。
複数台のエアコンが欲しい場合は「一番長く過ごす部屋の1台だけを大家さんに相談し、残りの部屋は自費での設置を視野に入れる」という形で、お互いの歩み寄れるラインを探るのがおすすめです。
お互いが気持ちよく合意できる「具体的な相談の切り出し方」
相談の際は、ただ「エアコンを何台もつけてほしい」と要求するのではなく、「このお部屋が本当に気に入っているので、長く住みたい」という前向きな入居の意思と一緒に、管理会社に伝えてみましょう。
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お互いにメリットがある相談例 「立地も間取りも本当に気に入っていて、ここに決めて長く住みたいと考えています。もしよろしければ、洋室にエアコンを1台、大家さん負担で設置していただくことは可能でしょうか?もし可能であれば、ぜひこの場で申し込みを進めさせていただきたいです」 |
このように、「エアコンの条件さえクリアすれば、すぐにでも大切に住み始めたい」という姿勢を示すことで、大家さんも「それなら応援する意味でも設置しよう」と前向きに検討しやすくなります。
もしもエアコンが増設できない・断られた場合の代替案
「建物の構造上、どうしても壁に穴が開けられない」「室外機を置くスペースがどうしても足りない」といった理由で、エアコンの増設が難しいケースもあります。
そんなときでも、お気に入りのお部屋をすぐに諦める必要はありません。次の2つの代替案を取り入れることで、快適に過ごせる空間を作ることができます。
窓用エアコン(ウインドエアコン)を検討する
一般的な壁掛けエアコンの設置が難しくても、「窓用エアコン」であれば取り付けられるケースが非常に多いです。
窓用エアコンは、窓枠に直接はめ込んで使用するタイプのエアコンで、壁に配管用の穴を開ける必要がなく、室外機も必要ありません。自分で比較的簡単に設置でき、退去時の取り外しもスムーズです。
※念のため、窓用エアコンを取り付けてもよいかは、事前に管理会社や大家さんに確認しておくと安心です。
サーキュレーターを活用して、1台のエアコンの風を届ける
「もう1つの部屋にはどうしてもエアコンがつけられないけれど、リビングには強力なエアコンがある」という場合は、サーキュレーター(直線的な強い風を送る小型扇風機)を活用するのがおすすめです。
リビングのエアコンの冷気や暖気を、サーキュレーターを使って隣の部屋や寝室へと循環させることで、お部屋全体の温度を均一に保ちやすくなります。エアコンを新しく購入するよりも大幅にコストを抑えられるのも大きなメリットです。
まとめ:エアコン1台だけで諦めるのはもったいない!まずは管理会社に相談を
「家賃も立地も気に入ったけれど、エアコンが1台しかない……」 そんなお部屋に出会ったときは、諦めて別の物件を探し直す前に、まずは今回ご紹介したチェックポイントを確認し、管理会社に相談してみましょう。
賃貸物件のエアコン事情は、建物の構造や大家様の考え方によってさまざまです。私たち地元の管理会社(不動産屋)は、入居者様が快適に暮らせるお部屋探しをお手伝いすると同時に、大家様の大切な資産を守るパートナーでもあります。
「この部屋、エアコンがあと1台あれば決めたいんだけどな……」というリアルな本音をそのまま伝えていただければ、お互いにとって一番良い解決策を一緒に考え、大家様へ丁寧にお繋ぎいたします。
お気に入りのお部屋で心地よい新生活をスタートできるよう、まずはどうぞお気軽にご相談くださいね!
この記事を書いた人ミニミニFC蒲郡店編集部
蒲郡市・幸田町エリアのお部屋探しに精通した店舗スタッフや宅建資格保持者といった「プロの目線」も織り交ぜながら、賃貸に関する知識はもちろん、地域ネタなど役立つ情報を発信していきます。
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