「入居審査で落ちたらどうしよう」「何を審査されるの?」とお部屋探し中に不安を感じていませんか。
入居審査とは、貸主が「安心して物件を貸せる入居者か」を確認する手続きです。仕組みを理解し適切に準備すれば、決して難しいものではありません。
この記事では、入居審査を行う3つの主体(保証会社・管理会社・大家)、具体的な審査ポイント、そして通過のコツまでをわかりやすく解説します。この記事を読めば、自信を持ってお部屋探しを進められるようになります。
なお、内定者や新社会人向けの審査突破術は以下の記事で解説しています。新社会人の方はこちらの記事を参考にしてください。
入居審査とは?基本を理解しよう
入居審査とは、賃貸物件への入居希望者が「入居者として適切か」を貸主側が確認する手続きです。
貸主側は家賃滞納や近隣トラブルなどのリスクを避けるため、申込者の収入、職業、人柄などを総合的に判断します。審査期間は通常3日〜1週間程度で、書類に不備がなければスムーズに進みます。
審査の流れは、入居申込書と必要書類の提出から始まり、保証会社、管理会社、大家の順に審査が行われ、最終的に合否が通知されます。なお、大家が管理会社に審査を任せている場合は、保証会社と管理会社の審査で合否が決まります。
入居審査の種類:3つの審査主体を知ろう
入居審査は、保証会社、管理会社、大家という3つの主体が段階的に行います。それぞれの役割を理解しておきましょう。
その1: 保証会社による審査
保証会社は、入居者が家賃を滞納した際に貸主へ立て替え払いをする会社です。入居者が家賃の支払いを滞納した場合、自らリスクを負うため、支払い能力を厳しくチェックします。
保証会社は3タイプに分かれます。
信販系(オリコ、ジャックスなど)は審査が最も厳しく、一般社団法人全国賃貸保証業協会(LICC)に属する保証会社は中程度の厳しさです。
独立系(フォーシーズ、日本セーフティーなど)は、独自の基準で審査を実施しており比較的通りやすい傾向があります。
※保証会社の審査難易度はあくまで目安です。
その2: 管理会社による審査
管理会社は物件オーナーから委託を受け、物件管理や入居者対応を行う会社です。入居後のトラブル回避のため、入居者として適切かどうかを確認します。
具体的には申込書の記載内容に矛盾がないか、提出書類に虚偽がないか、入居目的が適切か、円滑なコミュニケーションが取れるかなどをチェックします。保証会社が支払い能力を見るのに対し、管理会社は入居者の適格性を幅広く判断します。
その3: 大家(物件オーナー)による審査
大家は最終的な入居可否を決定する存在です。保証会社や管理会社の審査結果を踏まえ、総合的に判断します。
大家は「自分の資産を貸す」という意識から、長期的に安心して貸せるか、物件を大切に使ってくれるか、近隣とトラブルを起こさないかなど、数字では測れない信頼感を重視します。そのため、保証会社や管理会社の審査を通過しても、大家の判断で見送られることもあります。
入居審査で見られる具体的なポイント
入居審査では主に5つのポイントが評価されます。それぞれ詳しく見ていきましょう。
ポイント1:収入・支払い能力
家賃は月収(額面)の3分の1以下が目安です。年収自体は少なくても審査に通る場合がほとんどです。
収入証明が必要な場合は、会社員は源泉徴収票や給与明細、自営業は確定申告書、年金受給者は年金証書が利用できます。学生は親の収入証明を求められるケースもあります。アルバイトやフリーランスは継続的な収入の証明が重要で、勤続年数が長いほど有利です。
審査時には不要である場合がほとんどですが、収入が基準に満たない場合は預金残高証明書で補完できることもあります。
収入が基準に満たない場合は、預金残高証明書で補完できることもあります。
ポイント2:職業・勤務先
職業の安定性が評価されます。公務員、大企業や上場企業の正社員、専門職などは安定性が高いと判断されやすい傾向があります。
転職直後は前職の源泉徴収票や雇用契約書の提出を求められることがあります。無職の方は預金残高証明や再就職先の内定通知書で支払い能力を示すことができます。
ポイント3:信用情報
信販系保証会社は個人信用情報機関(CIC、JICCなど)でクレジットカードやローンの利用履歴を確認します。延滞や債務整理の記録があると審査に影響します。スマホの分割払い延滞も記録されるため注意が必要です。
LICC系保証会社は加盟会社間で家賃滞納情報を共有しており、過去の滞納歴が審査に影響します。信用情報に不安がある場合は、独立系保証会社を採用している物件を選ぶことをおすすめします。
心配なことがあれば、遠慮なくスタッフにご相談ください。
ポイント4:人柄・印象
管理会社や大家は、数字では測れない人柄も重視します。
たとえば横柄な態度をとる、過度な交渉をする、辻褄が合わない会話内容…など、常識から外れた言動がなければ問題になることはまずありません。
人柄や態度を見られているからといって、過度に気を遣う必要はありませんのでご安心ください。
過度に気を遣う必要はありませんのでご安心ください。
ポイント5:緊急連絡先・連帯保証人
緊急連絡先は、本人と連絡が取れない場合の連絡先として、両親や兄弟姉妹など二親等以内の親族が望ましいです。
連帯保証人は保証会社を利用しない場合に必要で、入居者が家賃を払えない際に代わりに支払う義務を負います。安定収入のある親や親族が一般的で、連帯保証人自身も審査対象となります。
近年は保証会社利用が増え、連帯保証人不要の物件が多い傾向です。連帯保証人が用意できないという方もスタッフにご相談ください。
入居審査に必要な書類
必要書類を事前に準備しておくと、審査がスムーズに進みます。
<身分証明書>
- 運転免許証
- パスポート
- マイナンバーカード/li>
<収入証明書>
- 会社員は源泉徴収票か給与明細
- 自営業は確定申告書
- 年金受給者は年金証書
職業や状況により追加書類が必要な場合があります。転職直後なら雇用契約書、学生なら親の収入証明書と学生証、無職なら預金残高証明書、外国籍なら在留カードなどです。
書類は最新のもの(発行から3ヶ月以内)を用意し、コピーは鮮明で読みやすい状態にしましょう。
提出期限を守り、わからないことはスタッフに確認しましょう。
入居審査に落ちないためのポイントと対策
審査落ちの主な理由は、収入不足、過去の滞納歴、申込内容の虚偽、目に余る態度などです。事前対策で審査通過率を高められます。
預金残高証明書を提出する、より低い家賃の物件を検討するなどの対策があります。信用情報に不安がある場合は、独立系保証会社の物件を選ぶなどの方法があります。
入居審査が不安なお客様も、スタッフがプロ目線で一番良い方法を一緒に考えます。心配なことも遠慮なくご相談ください。
賃貸の入居審査が不安・心配でも、スタッフがサポートします!
入居審査は仕組みを理解し適切に準備すれば、決して恐れるものではありません。
保証会社は支払い能力、管理会社は入居者適格性、大家は総合的な信頼感をそれぞれ審査します。収入や職業といった経済面だけでなく、人柄や誠実さも評価されます。
審査に不安があっても、対策方法があります。わからないことや心配なことはスタッフに相談し、しっかり準備して理想のお部屋探しを成功させましょう。
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この記事を書いた人ミニミニFC蒲郡店編集部
蒲郡市・幸田町エリアのお部屋探しに精通した店舗スタッフや宅建資格保持者といった「プロの目線」も織り交ぜながら、賃貸に関する知識はもちろん、地域ネタなど役立つ情報を発信していきます。
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