「動画や写真だと部屋が広く見えるのに、実際に内見したら思ったより狭かった」 という経験はありませんか?
私も、旅館やホテルの部屋の写真を見て予約して実際に入ったら 「あれ、思ったより狭い…」 と感じたことは何度もあります。
宿泊先なら「そういうもんだよねぇ」と割り切れたとしても、毎日暮らす部屋となると「そういうもの」で済みませんよね。
もしかしたら、 SNSのルームツアー動画も「どうせ盛って広く見せてるでしょ!」 という印象 を持っている方もいるのではないでしょうか?
結論からお伝えすると「ミニミニFC蒲郡店では盛っていません!」…というより、盛れない事情があります。
普段このコラムでスタッフの個人色を出した記事は掲載しないのですが、今回はSNS担当者として実際に動画を撮って、編集して、投稿している ”中の人”(私)が、撮影の裏側を交えてお話し します。
記事を楽しんでいただけたら、 ぜひSNSでのシェア をお願いします!! (一応、SNS担当なので…)
動画だと部屋が「広く」見えるのはなぜ?
スマホのカメラには、標準の「×1」(広角レンズ)と、それよりさらに広い範囲が写る「×0.5」(超広角レンズ)があります。
私が撮影で主に使っているのは 「×0.5」の超広角レンズ です。
超広角レンズで撮影すると 奥行きや広さが、実際に目で見て感じる以上に強調されて写るため、実際よりも広く見える ことが多いです。
イマイチよくわからん!という方は、集合写真を思い浮かべてみてください。大人数で1枚におさまろうとすると、レンズを広角にしないと全員が画角に入りません。
ただ、広角で撮った集合写真では、真ん中にいる人と端にいる人とで、写り方が変わってしまうことがあります。
端に写った人の輪郭が少し伸びて見えたり、実際の見た目とは違う印象になったりするのを、見たことがないでしょうか?
レンズが意図的に誰かを大きく見せようとしているわけではなく、 広い範囲を画角に収めようとすると、レンズの特性上どうしても起きてしまう 現象です。
超広角レンズで撮影しているお部屋の動画も同じ原理です。
「超広角レンズを使う=盛る」じゃないの?
部屋を広く見せるためというよりは、標準の「×1」では部屋全体を画角に収めることが難しいという理由で使っています。
多くの物件では、実際に撮影できる距離が限られています。とくにコンパクトなお部屋では、引いて撮りたくてもそうはいきません。
たとえ 超広角レンズを使っても、壁に背をくっつけて撮らないと部屋全体の雰囲気がわかる動画が撮れない ということもあります。
そのため 「超広角に切り替えざるを得ない」 というのが実際のところです。
部屋の様子をわかりやすく伝えようとすると超広角レンズを使う必要があり、その結果広く感じられる写り方になってしまう、ということです。
カメラの高さや構図でも印象は変わる
もうひとつお伝えしたいのが、撮影者の身長やスマホの構え方によっても、部屋の印象は変わるということです。
(「人物を撮影するときはスマホを逆さにして撮ったほうが、脚長&小顔に見える」という撮影テクニックを思い出してみてください)
私の身長は約160cmで、たいていジンバル(スマホを固定する撮影道具)を胸より少し高い位置に構えて撮影をしています。そうすると、カメラの位置は私の目より少し低い位置になります。
ただ、この位置は常に一定というわけではありません。
物件に足を運んでみて「天井が高くていい部屋だな」と感じたときは、あえて低い位置でスマホを構えることもありますし、見せたい設備にぐっと寄って撮影することもあります。
つまり、動画は必ずしも「自分の目の高さ・目の位置」から撮られているとは限らず、 撮影者の「ここを見てほしい!」という意図が反映 されている場合が多々あります。
「盛っている」「映えを狙っている」というよりは、 部屋の特徴や良さを視覚的にわかりやすくお伝えするための工夫 です。
間取り図や文字だけでは伝わりにくい情報、言い換えれば 「足を運んだからこそ感じられた情報」を、SNSの動画で積極的にお伝えしていきたい と考えているからです。
盛るに盛れない撮影環境
ルームツアー動画というと、照明をたっぷりつけて、高画質で撮影できる機材を使って…という撮影環境をイメージする方も多いかもしれません。
ミニミニFC蒲郡店の動画撮影環境はいたって地味なものです。
まず、撮影機材。
前任者は自前のiPhoneを使用していましたが、私はiPhoneを所有していません。
2~3万円くらいで購入した M◯t◯r◯laの古いスマホ (m◯t◯ g52j 5G) を入職してからずっと使っています。
メインカメラ5000万画素に対して、実際に撮影する超広角カメラは 800万画素 。 お世辞にも高画質とはいえません。 光を集めるセンサーもスマホのお値段以上…とはいきません。
トイレやお風呂場、廊下の収納のように日の光が入りにくい場所は、 電気をつけていても実際より暗く、ノイズが入った状態 で写ることがよくあります。
電気が止まっている物件の撮影をすることも珍しくなく、肉眼なら「温水洗浄便座がついている」「お風呂に追い焚き機能がある」とわかっても、 動画で撮影すると真っ暗でほとんど何も映らない こともあります。
「盛っている」どころか「実際にそこにあるものすら写りにくいときがある」 というのが、私の正直な感覚です。
SNSのルームツアー動画で盛る必要はない
実際のお部屋より 見劣りしないように撮ろうとは思っていますが、盛って良く見せようとは思っていません 。
理由はシンプルで、動画での期待値と実際に内見したときのギャップが大きければ、 お客様がきっとがっかりされる と思うからです。
SNSのルームツアー動画を、実際に見に行く物件を絞り込むための「プレ内見」として役立ててくださるお客様もいます。
もし、その動画が盛ったものだったとしたら、 お客様の時間を無駄にしてしまう ことにもなりかねません。
なにより、一度失った信頼を取り戻すのは簡単ではありません。
目先の「映えるルームツアー動画」よりも、 内見や入居後にがっかりされないことのほうがずっと大切 だと考えています。
まとめ:SNS担当者が教えるルームツアー動画の見方
SNSのルームツアー動画を通して見るお部屋と、実際に自分で足を運んで見る部屋は、印象が異なることがあります。
それは、カメラのレンズや位置、撮影者の意図によって生み出される差ともいえます。
動画だけでは実際に「その場に立ったときに感じる広さの 感覚 」までは伝えきることはできません。
「じゃあルームツアー動画は当てにならないし意味がない」 と思う方もいるかもしれません。
しかし、繁忙期は退去のタイミング等で内見ができないまま部屋を決めざるを得ないこともあります。
また、遠方にお住まいの方ならオンライン内見や内見なしで契約に進む場合もあります。
内見してからお部屋を決めたい人も、実際に見に行く場所はいくつかに絞り込むことでしょう。
そうした場合に、SNSのルームツアー動画は部屋の全体像や雰囲気をつかむのにぴったりです。
なお、ミニミニFC蒲郡店のSNS動画では、公園などの周辺環境も紹介し、生活をイメージできるよう工夫しています。
お部屋の雰囲気だけでなく、 そこに住むとどのような暮らしになるのか、イメージするために役立てて もらえると嬉しいです。
この記事を書いた人ミニミニFC蒲郡店編集部
蒲郡市・幸田町エリアのお部屋探しに精通した店舗スタッフや宅建資格保持者といった「プロの目線」も織り交ぜながら、賃貸に関する知識はもちろん、地域ネタなど役立つ情報を発信していきます。
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