「外は涼しいのに、家に帰るとなぜか部屋の中がムシムシと暑い……」そんな経験はありませんか?窓を開けても一向に涼しくならず、結局エアコンをつけざるを得ないと損した気分になりますよね。
実は、賃貸アパートで「部屋だけ暑い」のには、建物の構造や熱の性質による明確な原因があります。
今回は、エアコンに頼りすぎず、今日からすぐに実践できる簡単な室温低下ライフハックをご紹介します。
なぜ?「部屋が暑いのに外は涼しい」賃貸アパート3つの原因
窓を開けても部屋が涼しくならないのには、賃貸アパート特有の「熱の仕組み」が関係しています。外が涼しくても室温が下がらない3つの主な原因を整理して解説します。
原因①:壁や天井に熱が蓄積する「熱のこもり」
建物が暑くなる最大の原因は、昼間に溜め込んだ熱にあります。アパートの壁や天井は、日中に強い直射日光を浴び続けることで、まるで石焼き芋の石のように熱を蓄えてしまいます(これを蓄熱効果と呼びます)。
特に最上階の部屋は熱を溜め込みやすく、夕方や夜になって外気が涼しくなっても、壁や天井から室内に向かってじわじわと熱を放出し続けます。
これが、外は涼しいのに部屋の中だけが暑くなってしまう大きな理由です。
原因②:窓から侵入する「直射日光」と「輻射熱」
室温が上がるもう一つの原因が「窓からの熱」です。室内に流れ込む熱の約7割は窓から侵入するといわれており、昼間にカーテンを閉めていても、ガラスを透過した紫外線や赤外線が床や家具をじわじわと温めてしまいます。
温められたインテリアからは「輻射熱(ふくしゃねつ)」と呼ばれる熱が発生し、これが部屋全体の空気を温めてしまうのです。そのため、夕方になって外が涼しくなっても、すでに室内のあらゆるものが熱を持っており、簡単には温度が下がりません。
原因③:風が通らない「空気の停滞」
風の通り道が作られていないことも、熱がこもる原因です。
近年の賃貸アパートは気密性が高く、冷暖房が効きやすいメリットがある反面、一度熱気がこもるとなかなか外へ逃げません。特にワンルームなどで窓が1つしかなかったり、家具の配置によって風の流れが遮られていたりすると、せっかく窓を開けても外の涼しい空気が中に入ってこなくなります。
部屋の奥で温まった空気がそのまま停滞してしまうため、いつまでも体感温度が下がらないのです。
エアコン代を節約!?室温を下げる簡単ライフハック4選
原因がわかったところで、なるべくエアコンに頼らず、すぐに実践できる具体的な暑さ対策をご紹介します。賃貸でも原状回復可能なライフハックを厳選しました。
なお、紹介するハックを試してみても部屋が充分に涼しくならない場合は無理をせずエアコンをつけましょう。近年の異様な暑さでは部屋の中であっても熱中症になるケースがあります。
対策①:部屋全体の空気を入れ替える「正しい換気法」
部屋を涼しくするためには、ただ窓を開けるのではなく「空気の入り口と出口」を作ることが鉄則です。風を通すためには、2箇所の窓を開ける必要がありますが、その際に「風が入ってくる窓を小さく開け、出ていく窓を大きく開ける」のがコツです。
こうすることで気圧の差が生まれ、勢いよく風が室内を通り抜けるようになります。もし窓が1つしかない間取りの場合は、玄関のドアガードをかけたまま少しだけ隙間を開けるか、キッチンの換気扇を回すことで空気の出入り口を作ることができます。
対策②:遮熱シートやアルミすだれで「窓の外側」を遮光する
熱は「室内に入る前」にブロックするのが最も効果的です。多くの人が遮光カーテンなどで対策しがちですが、これでは一度窓ガラスの内側まで熱が入ってしまっています。
おすすめなのは、ベランダの物干し竿などを利用して「すだれ」や「サンシェード」を窓の外側に設置することです。直射日光を外側で遮るだけで、窓辺の温度上昇を抑えられます。
外側に設置できない場合は、窓ガラスに直接貼ってはがせるタイプの遮熱シートを活用するのも手軽で効果的です。
対策③:帰宅直後に熱気を追い出す「強制排気テクニック」
仕事や学校から帰ってきた瞬間、部屋がムッと暑いと感じたら、まずは「室内の熱気を外に追い出すこと」をやってみましょう。窓を開けて扇風機を「窓の外に向けて」強風で回します。
こうすることで、部屋に充満していた温かい空気が強制的に外へ排出され、押し出された分のスペースに外の涼しい空気が自然と流れ込んできます。
エアコンを付ける前に数分行うだけでも、その後の室温の下がり方が違ってきます。
賃貸で暑さ対策をする際の注意点
賃貸アパートで暑さ対策を行う場合は、一戸建てとは異なり、共同住宅ならではのルールや退去時のルールに配慮する必要があります。良かれと思ってやった対策が、思わぬトラブルや出費に繋がってしまうこともあるため注意が必要です。
注意点①:すだれやサンシェードで避難経路を塞がない
ベランダにすだれやサンシェードを設置する際は、避難経路を絶対に塞がないようにしてください。アパートのベランダは緊急時の脱出路を兼ねているため、隣の部屋との境目にある「隔て板」の前や、避難ハッチ(床の脱出口)の上に物を置くことは消防法で禁止されています。
また、共用部にあたるベランダにすだれやサンシェードを設置すること自体がNGの場合もあります。すだれやサンシェードを購入する前に管理会社へ確認することをおすすめします。
注意点②:遮熱シートでガラスが割れる可能性がある
窓ガラスに遮熱シートを貼る場合は、ガラスの「熱割れ」に十分な注意が必要です。特にワイヤーが入った「網入りガラス」や、2枚のガラスで構成された「複層ガラス」は、シートを貼ることでガラス内部に熱が不均等に溜まり、温度差でパリンと割れてしまうことがあります。
必ず「網入り・複層ガラス対応」と明記されたシートを選びましょう。もちろん、退去時に綺麗に剥がせるタイプを選ぶことも、費用を請求されないための大切なポイントです。
今日から試してみよう
外が涼しいにもかかわらず部屋が暑いのは、日中に壁や天井が蓄えた「熱のこもり」や、窓から入った熱による「空気の停滞」が主な原因です。
まずは帰宅直後に扇風機を使って熱気を外へ追い出し、窓の開け方を工夫して効率的な空気の通り道を作りましょう。さらに、すだれなどで窓の外側から直射日光を遮ることで、室温の上昇は大幅に抑えることができます。
「ライフハックを試しても暑い、エアコンもあまり効かない…」「もっと快適に暮らせる部屋ないかな?」と思ったら、新しくお部屋を探してみるのもいいかもしれません。LINEのバナーまたはお問い合わせからお気軽にご連絡ください。
この記事を書いた人ミニミニFC蒲郡店編集部
蒲郡市・幸田町エリアのお部屋探しに精通した店舗スタッフや宅建資格保持者といった「プロの目線」も織り交ぜながら、賃貸に関する知識はもちろん、地域ネタなど役立つ情報を発信していきます。
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