今回は、賃貸物件をお探しの方に向けて、「蚊は何階まで飛んでくるのか?」という疑問にお答えしつつ、効果的な蚊の侵入防止対策もあわせてご紹介します。
蚊は何階まで飛んでくる?その答えは意外に“高い”
蚊は一般的に3階から4階くらいまでの高さまでしか飛べず、高層階で蚊と遭遇する頻度は低いでしょう。しかし、高層階でも蚊が飛んでいることがあります。10階でも、意外と高い場所まで来る蚊。どのようにして高層階まで来ているのでしょうか。
蚊は自力で高層階まで飛べるのか?
蚊は基本的に羽ばたきの能力が高くないため、長距離や高所を飛ぶのが苦手と思われがちです。実際、3階くらいまでの高さまでしか飛べず、3階や4階以上であれば蚊と遭遇する頻度は減りそうです。
しかし、地形の状況や風、建物の構造によっては高層階にも到達することがわかっています。
実際に高層階に住んでいる方も、蚊の被害を受けたことがあるのではないでしょうか。特に風が弱い日や気温が高い日は、蚊も活発に行動するため注意が必要です。
エレベーターや人の移動で蚊が運ばれることも
蚊が高層階まで来る理由の一つが、人間の移動に伴って一緒に運ばれてくるケースです。以下のような場面で蚊がエレベーターに乗ってしまうことがあります。
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・1階や地下の駐輪場・ゴミ捨て場から戻るときに服やバッグに蚊が付着
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・玄関や共用部分に蚊が潜んでいて、ドアの開閉と同時に侵入
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・エレベーター内に一緒に乗って上階へ移動
このように、自力だけではなく“便乗”してくる蚊が意外と多いため、「高層階だから安心」とは言い切れないのが現実です。
蚊の侵入を防ぐための効果的な対策
高層階なら蚊に遭遇する頻度は減らせるものの、蚊とまったく遭遇しない生活は難しそうです。そこで、お部屋に蚊が侵入するのを防ぐための対策を紹介します。
1. 網戸の状態をチェック&修理
網戸が古くなっていたり、隙間ができている場合は、網戸の張り替えや補修を検討しましょう。賃貸物件の場合は、管理会社に相談することで対応してもらえるケースもあります。
2. 植木鉢の水やベランダの清掃
蚊の発生源となる水たまりを作らないよう、定期的にベランダや室内の鉢植えの水を確認し、水が溜まっていないかをチェックしましょう。特に雨の後などは、思わぬ場所に水が残っていることがあります。
3. 蚊取りグッズの活用
高層階でも蚊が入ってくることがあるため、電気式の蚊取り器や虫よけスプレーなどを活用するのも効果的です。特に玄関周りに置いておくと、蚊の侵入を防ぎやすくなります。
小さなお子さんやペットがいるご家庭では、薬剤を使いにくいかもしれません。その場合は、蚊が嫌う精油(レモングラスやユーカリなど)をディフューザーで焚くのも一つの手段です。
賃貸物件選びで蚊対策を意識するポイント
蚊に悩まされにくいお部屋を探したい方は「高層階に住む」以外にも対策できるポイントがあります。
立地や周囲の環境をチェック
蚊の発生は、建物の高さだけでなく周辺環境にも大きく左右されます。例えば以下のような条件が揃う場所は、蚊が発生しやすくなる傾向にあります。
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・川や池、公園が近くにある
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・雨水の排水が悪く、水たまりができやすい場所
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・敷地内に植栽が多く管理が行き届いていない
物件見学時には、周囲の環境やベランダの状態も含めてチェックするようにしましょう。
ベランダの構造や網戸の有無
賃貸物件によっては、網戸が設置されていないところもあります。特に築年数が古い物件では、網戸が壊れているままになっていることもありますので、内見時に確認するのがベストです。
まとめ|「高層階=蚊が来ない」は誤解。対策を徹底しよう!
高層階なら蚊とは無縁の生活が送れる…というわけにはいきません。エレベーターや共用部分を通じて蚊が侵入することも多いため、階数にかかわらず日常的な対策が欠かせません。
これから賃貸物件を探す方で「とにかく蚊が大嫌い!」という方は、高層階を選ぶだけでなく周辺環境のチェックや日常の対策をして快適に過ごしましょう。
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